フェイスチャット:欲望に正直者
登場キャラ:イリア、モーゼス、マリク
イリア「ねぇ、モーゼスって山賊だったんでしょ?」
モーゼス「おう、まぁな。なんじゃ?山賊に興味があるんか?」
イリア「そりゃもちろん!主に、どのくらい儲かるのか、とかね」
モーゼス「ずいぶん金にがめつい嬢ちゃんじゃのう...」
イリア「あたしにはお金が必要なの!それでそれで、どうなの?儲かるの?」
モーゼス「まぁ、でっかいお宝かっさらった後の宴の楽しさと言ったら、格別じゃったのう」
イリア「お宝!?はー、やっぱり儲かりそう!山賊、ちょっといいかも...」
マリク「...甘い考えは捨てることだな」
イリア「なによ?、いいじゃない山賊!せこせこ毎日働くより断然稼ぎ良さそうだし」
マリク「一発当てれば大きいかも知れん。だが、それが永久に続くわけでもないだろう。よく考えるんだな」
イリア「そ、それは...一発当てる事にロマンがあるんじゃない!ねぇ、モーゼス?」
モーゼス「そうは言うても、子分どもの面倒も見にゃならんし...」
モーゼス「1度に一生暮らせるような額は手に入らんし、空腹でぶっ倒れそうになることもあったのう」
イリア「げっ、そこまでやばいことになるの?」
モーゼス「それなりに名があると、街にも出入りできんからのう。獣を狩ってしのぐ時もあるくらいじゃ」
マリク「そういう事だ。山賊家業はリスクが大きい。稼ぐなら地道に積み重ねていったほうがいいだろう」
マリク「...そもそもだ、イリア。楽して稼ごうという考えは感心せんな」
イリア「わ、わかってるってそんな事!もう、ちょっと聞いてみただけじゃない」
マリク「そうか。わかっているならいい」
イリア「はぁ...普通に説教されちゃった...」
- 最終更新:2014-09-28 13:37:44